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3月27日に大发体育_中国足彩在线-官方app下载6年度公開講座「応用情報学連続ミニゼミナール―研究室で学ぶ応用情報学―」を開催しました。本講座は、受講生が3つのグループに分かれて、地域産業コースの情報分野を専門とする3名の教員の研究室を順番に訪問し、各研究室でゼミ形式で授業を受けてもらいました。今回は定員を超える申し込みがあったため、主に情報分野の少人数授業で使用している演習室?実験室で講義を行いました。簡単に各研究室の授業内容をご紹介します。
宇野研究室では、「初めてのWebプログラミング」のテーマでゼミを行いました。まず、アプリ開発におけるプログラミングの位置づけと、プログラミングの基本、Webプログラミングの特徴などを説明しました。次に実際にJavaScriptとHTMLを使いたWebアプリを実際に体験した後、そのソースコードを理解し、最後にコードの変更にチャレンジしてもらいました。
肖研究室では、「音を出して別の音を消せるか?」をテーマに能動騒音制御(ANC: Active noise control)技術に関するミニゼミナールを行いました。実例を挙げながら、騒音問題と対策を紹介し、ANC技術の由来や基本原理を紹介した。また、ANCシステムの基本構成や、ANCコントローラーを更新する適応アルゴリズムとANCの応用例について、わかりやすく説明しました。最後は、一番シンプルなANCシステムに対するシミュレーションを実行し、音源や、アンチノイズと残音等について波形を表示したり、音声を再生したりして、一緒にANCの動作原理ならびに騒音抑制効果を確認しました。
重丸研究室では「制御理論入門」のテーマでゼミを行いました。モデルベース制御の考え方と線形システムとして制御対象を記述する方法について、例題を用いて考えました。また、これまでの研究成果を簡単に紹介した後、実際にBall&Beamの位置制御実験を体験してもらいました。
すべての授業終了後には、講師と個別に質疑応答をできる時間を設けました。その時間を利用してもう一度演習を体験したり、質疑をする受講生もいました。
講座終了後に回答してもらったアンケートでは,「内容は難しかったが、大学でどのようなことを学ぶのか知ることができた」,「講座を受けて、興味のある分野を目指そうという思いが一層深まった。」,「新たな世界に飛び込 んだような驚きと興味を持てて、とても良かった」など,好意的なコメントがありました。短い時間でしたが情報分野の研究内容について学んでもらったことが,今後の進路選択の参考になると幸いです。