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所属: 生物資源科学部生命環境学科 環境科学コース 職位:准教授 学位:博士(理学)
研究室:県立広島大学庄原キャンパス5104号室
E-mail:koseki@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/7000003528
研究室Web:
バイオマス資源の有効利用に関する研究を進めています。天然資源を原料として有用な材料(化成品、医薬、農薬など)を製造する合成技術の開発を行います。
有機化学、有機合成化学、ナノ材料化学
環境調和型有機合成の開発、セルロース等からの有用化合物合成、バイオマス由来新素材開発、次世代ナノ薬剤の創製、生体内有機合成、鉄触媒化学反応の開発?環境調和型有機合成の開発
「資源循環」と「有機合成化学」の視点から研究を行っています。現代社会では、主に石油、石炭、天然ガスなどの化石資源が発電や化成品製造に利用されていますが、化石資源の枯渇が懸念されていることに加え、物質循環には寄与しない原料であるため、環境にやさしいグリーンケミストリー技術や再生可能なバイオマス変換技術の重要性が高まっています。
当研究室では、廃棄される木質等に含まれる天然多糖から有用な化成品を効率よく生産する新技術の開発を中心に研究を進めています。具体的には、セルロースなどの天然多糖を原料として、医薬品や香料などの高付加価値化合物へと効率的に変換する合成技術の開発に取り組んでいます。特に、水熱反応を利用した環境調和型の反応プロセス開発に注力しており、多段階の反応工程を大幅に短縮する独自の合成手法を確立しています。また、触媒技術を駆使したセルロースからの効率的な変換法の研究や、得られた化合物を中間体として用いた医薬品合成なども行っています。
これらの研究は、単なるバイオマス資源の有効利用だけでなく、既存の化学合成法の改良にも貢献し、より少ない工程数?より環境負荷の低い方法での有用物質合成を可能にします。資源循環型社会の実現に向けた基盤技術として、持続可能な社会の構築に寄与することを目指しています。
さらに、水中での有機合成を基盤として、ナノ粒子の合成や環境分析法の開発にも研究の幅を広げており、学内外の研究機関との共同研究も積極的に進めています。
皆さんは、私たちの身の回りにある植物資源が、未来の社会を支える貴重な資源になる可能性を想像したことがありますか?
私たちの研究室では、環境問題の解決に貢献するため、身近な自然環境から得られる植物資源を有効活用する研究に取り組んでいます。具体的には、木材や農業廃棄物に含まれるセルロースといった成分を化学的な技術で変換し、様々な製品開発に取り組んでいます。例えば、生分解性の食品包装剤、医薬品の有効成分となる化合物、自動車や航空機用のバイオ燃料、さらには水質浄化に使用できる高機能フィルター材料など、私たちの生活に直接役立つ製品の実用化を目指しています。
この研究の面白さは、実験を通して物質の性質や反応について深く学び、まだ誰も知らない新しい発見に出会えるかもしれないというワクワク感にあります。科学に興味があり、環境問題に関心を持っている皆さん、私たちの研究室で、持続可能な社会の実現に貢献する化学の可能性を一緒に追求してみませんか?きっと、理科や化学が好きな皆さんの知的好奇心を刺激する研究テーマが見つかるはずです。
当研究室では、バイオマス資源の有効利用と環境調和型有機合成技術の開発を軸に、産学連携による社会実装を目指しています。特に木質系バイオマスに含まれる天然多糖(セルロース等)から高付加価値化合物への変換技術に強みを持ち、サステナブルな化学産業の実現に貢献しています。
主な研究分野と連携可能テーマ
バイオマス由来化成品の開発:木質系バイオマスから医薬品原料、香料、機能性材料などの高付加価値化合物への効率的変換技術
環境調和型有機合成プロセス:水熱反応を活用した多段階工程の短縮化、省エネルギー型反応プロセスの構築
バイオプラスチック材料開発:生分解性を有する包装材料、機能性プラスチック代替品の創出
ナノ材料?ドラッグデリバリーシステム:バイオマス由来成分を活用した次世代ナノ薬剤、生体内有機合成技術
連携実績と今後の展望
これまで学内外の研究機関や企業との共同研究を通じて、バイオマス変換技術の実用化を進めてきました。特に水中での有機合成技術やナノ粒子合成技術の開発では、独自の知見を蓄積しています。
今後は、自治体や地域企業との連携を強化し、地域の未利用バイオマス資源を活用した循環型経済モデルの構築を目指しています。SDGs達成や脱炭素社会の実現に向けた技術開発パートナーとして、ぜひご相談ください。
バイオマス資源の高度利用、環境調和型製造プロセスの開発、ナノ材料?医薬品開発など、化学技術を活用した課題解決に幅広く対応いたします。
有機合成、バイオマス、ナノ粒子、ドラッグデリバリーシステム、バイオプラスチック