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安藤 杉尋(あんどう すぎひろ)

研究者紹介

安藤先生

所属:生物資源科学部 生命環境学科 生命科学コース 職位:教授

学位:博士(理学)  

研究室:県立広島大学庄原キャンパス5402号室

E-mailsando@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/read0145772

研究に関する自己PR

植物―病原菌間相互作用機構を生理学的、分子生物学的に解析しています。特にアブラナ科野菜根こぶ病というハクサイなどの根にコブができる病気に注目し、病原菌が植物の発生を乗っ取る機構の解明を目指しています。

研究テーマ

アブラナ科野菜根こぶ病の発病機構の解析、植物病原菌に対する拮抗微生物の探索、拮抗微生物による植物病害抑制機構の解析、ササゲのキュウリモザイクウイルス抵抗性の解析、植物免疫のプライミング機構の解析

研究の特徴?内容

自然界で植物は様々な病原体からの攻撃に常にさらされています。植物は自身の身を守るために様々な防御システムを発達させています。一方で病原体も自身の生存のため、植物の防御システムをかい潜って感染を成功させようと進化しています。さらには、自然界にはこの相互作用に影響を与える「その他」の微生物も存在し、複雑な関係が形成されています。私はこのような植物と病原菌の攻防、「その他」の微生物(拮抗微生物など)の作用機構の分子メカニズムに興味をもって研究をしています。

メインテーマとしてアブラナ科野菜根こぶ病を対象として研究を進めています。具体的には根こぶ病菌が感染した植物(宿主植物)の遺伝子発現に影響を与える可能性のある転写因子型のエフェクター(病原性因子)を植物細胞に放出していることを見出しています。このことから、根こぶ病菌が増殖のために宿主植物の遺伝子発現を乗っ取り、利用している可能性を考え、そのメカニズムの解析をしています。また、根こぶ病は広島県の特産の「広島菜」にも大きな被害を与える病害であることから、根こぶ病の感染を抑制する「その他」の微生物の探索なども計画しています。さらに、植物の抵抗性遺伝子の探索とその作用メカニズムの解析や、植物が病原体の感染を記憶し、次の攻撃に備えるシステム(プライミング)の解析も行っていく予定です。

受験を検討している方々へ

そもそもですが、植物も私たち人間と同じように病気になります。普段の生活ではこのことを意識する人は少ないかもしれません。ですが、家庭菜園で野菜を育てれば葉っぱに白いカビが生えて元気がなくなってしまうこともありますし、道端の雑草もよく見ると病気にかかっているのをみつけることができます。植物の病気は意外と身近なものです。そして、植物は動かずにじっとしていますが、実は結構頑張って病原体の攻撃から身を守るシステムを発達させています。また、病原菌もただ菌糸を伸ばしていたり、うようよ泳いでいるだけでなく、生きていくために感染戦略を進化させています。このような植物―病原菌間の相互作用の研究は病害による農作物の被害を軽減し、私たちの食を守るために重要な役割を果たしています。

ちょっと難しいかもしれないけれど、そんな植物と病原菌の静かで巧みな攻防に興味のある人、一緒に研究をしてみませんか。

連携協力を検討している方々へ

これまで、アブラナ科野菜根こぶ病、イネいもち病、ウイルス病(キュウリモザイクウイルス)、イネもみ枯細菌病、ホウレンソウ萎凋病などの植物―病原菌間の相互作用を主に分子生物学的なアプローチで解析してきました。基礎的な研究が多いですが、病害診断や防除技術の開発にも興味があります。また、広島菜の根こぶ病対策など、地域の問題解決にも積極的に取り組みたいと考えています。様々な角度から連携できればと思っています。

論文リスト

    著書


      所属別一覧